M575SPとMX ERGO Sのレビュー
私は会社ではMX ERGO S、自宅ではM575 SPを使っています。
本日はこの2製品をレビューいたします。
◆トラックボールとは
パソコンのマウスと違って、指でボールをまわして、カーソルを操作するデバイスです。
利用者はマウスに比べて圧倒的に少ないですが、私は父親がもともとPC-9801時代からトラックボールユーザでして、自分もそうなるのに利用には抵抗はなかったのがあります。
マウスと比べたトラックボールの利点として
・マウスパッドが不要になり、マウスを稼働させるのに比べて場所をとらない
・エルゴノミクスデザインを採用している製品が多く、持ちやすい
・マウスを動かさなくてよい操作になるので、作業時の腕への負担が減る。
特にマウスパッドが不要になるのが一番のメリットかと思います。
という特徴があります。欠点は
・トラックボールの操作になれるまで、コントロールパネルにてマウスの移動速度を落とした上、1日~2日程度練習が必要。
・トラックボールのメンテナンスが2~3日置きに発生。
・ボール部に1mm~2mmくらいの傷がついてしまうとがたつき発生。
ボール部分は交換可能ですが、2,000円くらいと高い。
(内部の簡単な埃除去が主。半年に1回ほど靴クリームを塗るなどトラックボールへの油分コーティングもしたほうがよい。)
という特徴があります。
◆M575SP レビュー
トラックボールの名機。ロジクールM575SPです。
利点:
・単三乾電池式。私はエネループの充電式単三乾電池で利用しています。
充電式と比べるとバッテリーのへたりを意識しなくてよいです。
・ボールは34mm系。私はぺリックスのボールに交換して利用しています。
・Bluetooth接続可能。Logibolt(USB無線)も利用可能で接続端子は本体に収容可能。
私はほぼBluetoothで利用しています。Bluetooth接続の設定もはやいです。
・とにかく持ちやすい形状。MX ERGO Sよりこちらのほうが持ちやすい
・静音クリックで、右クリック左クリックも含めてスクロールも静か
・価格はMX ERGOの半額と安い。
・ボールを裏面の穴にいれることで小指で外せる。
・軽くて持ち運びやすい
欠点:
・外装はプラスチック。
・付属のボールに1mm程度の傷が入っておりちょっとがたつきました。
・接続台数がBluetoothで1台、USBで1台と決まっているので、自宅と会社の2拠点で使いたい場合は、拠点に利用する度にBluetoothの再ペアリングと前回設定の削除の作業が必要になります。
◆MX ERGO S
こちらもボールをぺリックスの34mmボールへ交換しております。
利点
・材質が全面ラバー素材でM575SPより高級感があります。20度傾けて利用するため背面にも金属とラバーのパーツがあるのですが、それも高級感があります。
・充電式のため、電池がなくなった時にすぐ自席でタイプCで充電できます。
バッテリーですがバッテリー本体の廃棄(リサイクル)のやり方は説明書にかいてあり、交換も自己責任ですがやろうと思えばできると思います。個人的には単三電池でエネループで運用したいですが気になるほどのことではないかと思います。
・20度傾けられます。ロジクールによると20度傾けるのが一番自然な体勢なのだとか。ずっと20度傾けて利用していますが、その際にもう1つオプション品を追加購入することで、ボールをはずすツールを磁石でつけられます。これも一度も外れないので便利です。
・とても持ちやすい形状です。私はM575SPのほうが持ちやすさについては好きです。
欠点:
・右クリックと左クリックは静音ですが、スクロールについては音がします。
M575SPはスクロールも静音なのですが・・・。
・圧倒的に値段が高いです。2万円弱します。私はセールのときに15000円+ポイント3000円使って割引して購入しました。それが見た目の高級感にあらわれたのだと思います。
・接続方式はM575SPと同じくBluetoothとUSBの無線接続ですが、USB端子を内部に収容できません…。Bluetoothで利用して、USB端子はなくさないように普段使っていないUSBハブにさして保管していますがそのうちなくしそうです・・・。
・購入後の状態ではボールを取り外すのに綿棒など小さな棒が必要で指でははずれません、私がしているようなオプション品の追加購入をおすすめします。
・とても重いので、持ち歩いて自宅と会社2拠点で使おうという使い方は難しいです。
◆比較
トラックボールはロジクールが本当に素晴らしいです。
・MX ERGO Sは、やはり見た目の高級感と握りやすさが素晴らしく、会社で利用するのにとてもおすすめです。カジュアルなものを仕事で使っても変ではない会社であれば、プラスチック外観のM575SPを仕事場で使うのもありだと思っています。プラスチック外観といってもこちらもそこまで変なものではありませんし色も黒や白なので全然問題ないと思います。
・MX ERGO Sはカスタマイズするといくつかの欠点が解消され使いやすくなります。ただ高価なのにさらにオプション品を買い足すのでより高価になっていきます。毎日使うものに投資といってもここまでするのか…?という感覚です。
・個人的にはM575SPのほうが手になじみ使いやすい印象で、逆に自宅ではM575SPを使っています。
◆最後に
マウスは1,000円程度で買える製品も多いですが、トラックボールは利用者がまだまだ少なく、価格が高い状態です。
利用者が少しでも増えてほしい、と思います。個人的にはマウスよりもトラックボールのほうが使いやすい印象を持っています。
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